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日本政策金融公庫から電話がかかってくるのはどんな時?対応の仕方や注意点を解説

電話

個人事業主や法人の経営者なら、資金調達の方法として日本政策金融公庫に借入の申請を考えたことがあるのではないでしょうか。

申請したことのある経営者の中には日本政策金融公庫から電話がかかってきた経験がある方も少なくないはずです。

実際に借り入れを行うと、日本政策金融公庫との面談はもちろん、電話での対応が必要になるケースがあります。そして、この対応をしっかり行えるかによっては、融資が受けられるかどうかの判断にもつながっていきますので、しっかりと対応したいですね。

この記事では、創業融資成功率が90%以上ある弊社が、どんな場合に日本政策金融公庫から電話がかかって来るかや、その時の対応の仕方について解説していきます。

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日本政策金融公庫仙台支店から電話がかかってくるケース

これまで弊社で創業融資サポートをしたお客様の中にも「日本政策金融公庫仙台支店から、融資の意思確認のため電話がかかってきた」という方もいらっしゃいました。

日本政策金融公庫から電話がかかってくるケースはいくつかあるので、ここではどんな時にかかってくるのかを、ケース別に解説していきます。

融資申込時に連絡が来るケース

日本政策金融公庫への申請は、支店で直接申込むか、郵送で書類を送り申込むか、インターネットでの申込の3つの方法で申請が可能です。ただし、申請をしたら必ず融資が受けられるわけではありません。面談や書類の審査が必ず必要で、特に初めて融資の申込をした人や、その他必要がある人を対象に行われます。

例えば、公庫の仙台支店へ直接申込に出向いた場合でも、申込の受付のみで面談日は提示されないので、後日電話で連絡があり面談日程の調整を行うのです。

また、「面談のときには何を準備すればいいの?」という質問も多いですが、日本政策金融公庫から面談時に必要なものについても事前に指示があります。

審査を行う上で「借入申込書」「創業計画書」などの書類を提出しますが、日本政策金融公庫の申込時には、書類を預かるだけで詳しく内容確認は行いません。そのあとの正式な審査が行われ、この時に記入漏れや書類の不足があると書類に不備があった場合は申請者に連絡が入ります。再提出する必要がありますが、その期間の申請業務が滞ってしまうため、スムーズに審査を終えたいなら書類の不備がない様にしっかり準備することが大切です。

関連記事:起業家必見!日本政策金融公庫で創業融資を受ける場合の必要書類を紹介

「先日申込みいただいた件ですが、△△万円の融資を考えています。この金額で問題ないでしょうか?」というような内容の連絡がある場合があります。

この場合は必ず連絡が来るわけではありませんが、面談や提出された資料を確認したうえで、「融資を受けたい」という意思があるのか再確認するためにかかってきます。どういう基準かは定かではありませんが、せっかく融資を用意しても、何らかの理由で「やっぱりいいや」となっては困るので、改めて確認を行っているようです。

融資を受けた後に連絡が来るケース

せっかく融資を受けられることになったとしても、融資はあくまでも資金を借りているだけなので、いずれ返済しなければいけません。融資の返済が滞ってしまうとが続くと、担当者から連絡が来るのは当然です。正式に手続きが行われると督促状が届きますが、その前段階の軽度のときにも連絡があります。今後の資金繰りにも影響する可能性が高いので、そうならないよう対策が必要です。そんな時は、早めに弊社へご相談ください。

融資を受けることができても、なかなか経営状況がうまくいかないときや、返済に問題や懸念がある場合には「経営改善計画書」の作成を促されます。これは、せっかくの融資を無駄にしないため、または返済が出来なくなることを未然に防ぐために必要ですし、客観的に状況の確認ができるので経営の見直しが図れます。連絡が来た際には、修正・作成した資料の提出期限、必要な記載内容、なども担当者に確認しておくと、作業にスムーズに取り組むことができますよ。弊社の仙台オフィスでは、経験豊富なスタッフが資料作成のサポートをしますので、安心してお任せください。

場合によっては経営改善計画書を作成せず、ヒアリングで現在の経営状況と今後の改善対応について聞かれる場合もあります。問題に対する適切で迅速な対応が求められるでしょう。

日本政策金融公庫でも見込みのある企業に対して営業活動を行っており、直接企業に出向く場合や、電話で行われることもあります。

ただし、近年では、日本政策金融公庫だと偽って、電話やメールで銀行口座や残高を聞き出そうとしたり、融資を受けられるといって個人情報を聞き出したりする詐欺が確認されています。日本政策金融公庫は、お客様への電話やメールで個人情報を聞き出すことはありませんので注意しましょう。

電話がかかってきたときの注意点

急に電話がかかってくると驚いてしまいますが、適切に迅速な対応ができると、相手に良い印象を持ってもらえ、次の融資にもつながるかもしれません。

上記のことを踏まえて、電話がかかってきたときの対応と注意点について解説していきます。

事前に借り入れから融資を受けるまでの流れを把握しておく

融資を申し込んでから実際に実行されるまでは最短でも約1カ月、申込みの状況次第では2〜3カ月かかる場合もあるので、余裕をもって申込をしましょう。また、融資がどんな流れで手続きが進んでいくのかを把握しておくことで、資金調達の際に逆算して申込むことが可能です。そうすることで資金繰りに困る可能性が少なくなるでしょう。

関連記事:日本政策金融公庫で創業融資を受ける場合の流れをプロセスごとに解説

チェック
<借入の申込から実行までの流れ>
①申請書類の提出
②面談日程の調整
③面談
④審査
⑤審査の結果報告
⑥契約書類の記入・提出
⑦融資実行

①~⑦までの中で、特に書類の準備などがある①②③が気になりますよね。それぞれ簡単に説明していきます。

申込の際に必要な書類は主に以下の通りです。

・借入申込書
・創業計画書
・設備等の見積書
・不動産の登記簿謄本、または登記事項証明書
・許認可証、資格や免許を証明するもの
・本人または代表者の本人確認証(免許証・マイナンバーカード・パスワード)

経営する事業や事業形態によって書類が異なります。事前に日本政策金融公庫への確認や、弊社の専門家にご相談ください。

審査を無事通過するには、提出する書類の精査が必要です。書類に不備が多いと、融資に不利になったり、連絡が入る場合もあり、良い印象にはなりません。正確で内容の濃い書類を作成できれば、融資の可能性がぐっと高まることでしょう。

特に創業計画書は、「融資が必要な理由」「なぜこの事業を行うのか」などについて詳しく聞かれる可能性があるので、説得力のある内容を記載する必要があります。税理士法人プロゲート仙台オフィスには、税理士をはじめとするたくさんの専門家が在籍しており、また経験豊富なスタッフがしっかり書類の書き方もサポートしますので、納得できる良い書類を一緒に作成しましょう。

関連記事:融資を通しやすい事業計画書の書き方とは?ポイントなどを紹介

なお、書類は郵送またはインターネットでの申込も可能です。郵送の場合、仙台支店も受付は平日のみなので、受け取りまで多少のずれが生じることがあります。ただし、インターネットでの申込は24時間受付可能です。

日本政策金融公庫からの融資を受けたい場合には、必ず面談が行われます。書類を提出してから1週間以内に連絡があるので、面談の日程調整をします。この際に、面談時に必要な書類についても確認を行いましょう。また、事前に提出した書類の内容を再度確認し、どんな質問にも答えられるように準備しておくことも大切です。

面談時には、創業計画書などの提出書類に基づいて質疑応答が行われます。この時、書類だけではわからない、人となりや性格、どんな人物なのかを見られる場でもあるので、質問に答えられることはもちろん、正直に真摯な姿勢で取り組みましょう。いくら資料が良く出来ていたとしても、「この人は信用できない」と思われたら融資はしてもらえません。そうならないための準備を行いましょう。

メモを準備する

電話で対応するならメモの準備をしておきましょう。

最近は「メモを取る」という行為自体少なくなっているかもしれませんが、大切なことを聞き逃さないように、いつでもメモができる用意をしておくことが大切です。もちろんスマホのメモ機能でも構いません。

また、事業計画書や経営改善計画書などの資料の提出を求められる場合には「提出期限」「定型用紙の有無」「どんな内容を記載するのか」「提出することで得られるメリット」などについて確認しておくと、スムーズに資料の作成に取り掛かることができます。

延滞や未払いの場合

①電話での督促 2~3カ月以上融資の返済が滞っている場合

もし支払いが難しい場合は、正直に支払えないことと状況を説明し、日本政策金融公庫へ協力を求めるようにしましょう。

②督促状の送付 ①の電話の後も引きつづき支払いがない場合

日本政策金融公庫から督促状が送られてきます。2~3カ月以上の延滞があると、その情報が提携先の信用情報機関に登録されてしまうことや、督促状に記載された期限まで支払いがない場合は延滞利息として14%が発生してしまうため注意しましょう。

③期限の利益の喪失・債権回収会社への回収の依頼

①②の後も延滞が続いてしまうと、分割での支払い権利が無くなり、一括で返済しなくてはなりません。また、この時の債権が提携先の債権回収会社に移されます。

④保証人への請求や強制執行手続き

①~③を経てなお返済ができない場合は、保証人に請求したり、担保に入れた土地や建物で回収できるよう強制執行手続きが行われます。

こうならないために、最初に電話があった段階で、公庫や弊社などの専門家に相談してください。早めにリスケジュールすることで、条件を変更して支払いの金額を減額ができたり、減額した金額でも延滞の延滞の扱いにならないメリットもあります。

また、経営状況の確認や資金繰りの見直しができるので、返済が出来るような会社運営に立て直しましょう。

税理士法人プロゲートなら創業融資成功率90%以上!

弊社にご相談いただければ、申込みをする前に事前に融資の実行確率を判断することが可能です。

これは弊社独自の基準で判断していますが、もし融資可能と判断された場合には90%以上の成功率が見込まれるので、安心して融資を受けられます。

他にも「創業融資を受けたいが何をしたらいいかわからない」「事業計画書ってどう作ればいいの?」という方には、経験豊富なスタッフが事業計画の立て方や資金繰り計画もしっかりとサポートさせていただきます。

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日本政策金融公庫から電話がかかってきた場合、どんなケースがあるかや注意点について解説しました。ほとんどが面談の日程調整や、書類の不備・作成依頼です。ここで適切な対応ができるかによっても判断されています。融資を申し込んでも書類や面談で失敗すると、融資を受けられません。

融資を受けたいけど「どんな内容ならいいの?」「計画書の書き方がわからない」という人は、弊社、税理士法人プロゲート仙台オフィスにご相談ください。

弊社は創業融資のサポートが充実しており、融資実績200件以上の経験豊富なスタッフがお客様の「わからない」をしっかりサポートします。書き方だけでなく、面談時のアドバイスもさせていただきますのでご安心ください。また、独自の基準で融資の実行確率を判断することができ、ここで融資可能と判断されたら90%以上の確率で融資実行できるので、自信を持ち安心して融資を受けられます。

創業融資を受けたいが何をしたらいいか分からない方、事業計画書の作り方が分からない方、融資が通るかどうか判断してもらいたい方など是非ご相談ください。

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投稿日: 2024年11月11日   11:04 am